第４話：どうして女性は便秘になりやすいの？

みなさん、こんにちは！
腸活大好きオリゴ先生こと西村です。

第4回目は、「女性の便秘」についてお話します。
男女で比較をしたときに、女性は男性に比べて便秘でお困りの方が多い傾向にあります。

ではなぜ女性が便秘になりやすいのか見ていきましょう。

■女性ホルモンの働き

女性ホルモンのうち、排卵後～生理前に多く分泌される「黄体ホルモン」は、体内に水分を溜める働きかけをするため、大腸で便の水分が体内に吸収され 、便が硬くなり便秘に繋がります。そのため、生理前に便秘が起こりやすくなります。

また、妊娠中も「黄体ホルモン」の分泌が盛んになるため、便秘を招きやすくなります。妊娠中は子宮が大きくなるため、腸を圧迫し、より便秘がちになりやすく、さらに出産後は育児により生活リズムが乱れ、排便のリズムが崩れることも考えられます。
ストレスは腸内環境の乱れに繋がります。妊娠中や育児など、悩みがあるときは一人で抱え込まず、パートナーや身近な人に相談しながら進められると良いですね。

■筋力不足

一般に、女性は男性よりも腹筋や横隔膜の筋力が弱く、便を押し出す力が弱いものです。とくにデスクワークが多い女性は運動不足になりやすいため、腸を刺激するエクササイズや、腹筋を鍛える習慣をつけましょう。

■ダイエット

ダイエットを気にしている女性は多いですよね。これも便秘を加速させる原因の1つです。食事量が少ないとつくられる便の量も少なくなり、便が排出されにくくなります。
一時「炭水化物」を摂らないダイエットが流行しました。炭水化物は「糖質」と「食物繊維」の総称です。糖質には 、エネルギーの源となるショ糖や善玉菌のエサとなるオリゴ糖が含まれます。 また、食物繊維を摂らないとお通じは改善されません。どちらも摂りすぎは良くありませんが、炭水化物を全く摂らないダイエットはおすすめできません。

ダイエット中の便秘を防ぐには、摂取カロリーを減らす代わりに、野菜、海藻類、きのこ類など食物繊維が豊富な食材や水分を摂る機会を減らさないことがポイントです。低カロリーのため、食事量を増やしてもダイエットの邪魔になることはありませんよ！

朝食をきちんと摂ると、起きたばかりの空っぽの胃に食べ物が入ることで、ぜん動運動が行われ、便意が促されます。起き抜けにコップ1杯の水を飲むこともおすすめです。三食きちんと、バランスの良い食事を心がけて、水分補給も忘れないようにしましょう。

いかがでしたか？
次回は「食事の量と便の量は比例する？」についてご紹介していきます。お楽しみに！