HABA

ハッピー腸活ライフ

オリゴ先生の腸活コラム

オリゴワン®飲料特設サイト 
オリゴ先生のお話

第9話:ストレスと腸のトラブル

みなさん、こんにちは!
腸活大好きオリゴ先生こと西村です。

第7話「脳腸相関 ー脳と腸の深い関係ー」で腸と脳には深い関係があり、脳から腸への情報伝達と腸から脳への情報伝達が、一方的ではなく双方向的に影響を及ぼしていることをお話ししました。
よく大事な仕事のプレゼン前におなかが痛くなったり、不安や悩みから気持ちが落ち込んで、便秘やおなかの調子が不安定になったという声を多く耳にします。
それは、ストレスにより脳が緊張や不安を感じて、その情報が腸に伝わり腸内環境が乱れ、下痢や便秘を引き起こしてしまうからです。そのようなおなかの不調は、腸と自律神経が深い関係にあるために起こると考えられています。

■自律神経とは

私たちの体内には無数の神経があり、その中で、循環器や消化器、呼吸器などの内臓の働きや活動を調整してくれるのが「自律神経」です。「自律神経」は自分の意志とは関係なく、体の機能をコントロールするために24時間働き続ける生命維持に欠かせないものです。 「自律神経」には交感神経と副交感神経の相反する働きをする2種類があります。交感神経は主に昼間など身体を活発に動かすときに働き、副交感神経は主に夜間や身体を休めるときに働いています。この2つの神経がお互いにうまくバランスを取りながら身体の健康状態を保っているんですね。

※イメージです

■自律神経の乱れによる不調とは

交感神経と副交感神経のバランスが崩れると心と身体に様々な不調が出ます。これが自律神経の乱れた状態です。自律神経の乱れの原因には、人間関係の悩みや仕事でのプレッシャーによる精神的なストレス、季節などの温度変化、肉体疲労などの身体的なストレス、また、夜型や睡眠不足、偏った食事といった不規則な生活などがあるといわれています。
具体的な身体の症状としては、眠れない、疲れがとれない、頭痛、動機や息切れ、めまい、のぼせ、立ちくらみ等の「自律神経失調症」や胃酸が過剰に分泌され、胃の痛みや胸やけをおこす「神経性胃炎」、情緒不安定、イライラや不安感、うつなど感情のコントロールができなくなってしまう病も。そして、腸のぜんどう運動(腸が収縮して排便を促す運動)に異常が生じて腹痛を伴う下痢や便秘が続く「過敏性腸症候群」もその一つです。

■腸と自律神経は相互作用の関係

下痢は副交感神経が優位になるとおこり、便秘は交感神経が優位になるとおこるといわれています。自律神経のバランスが崩れることで、腸のぜんどう運動に支障をきたすと腸内環境が乱れ、下痢や便秘といった症状が現れると考えられています。
反対に腸内環境がよくなれば、自律神経が整うといわれています。腸活は便秘や下痢の改善だけでなく、自律神経を整える方法の一つなんですね。このように、自律神経と腸内環境はきってもきれない関係といえます。自律神経が腸内環境に影響を与え、腸内環境は自律神経を整えるキーポイントになるんですね。

■腸と自律神経を整えるには

腸と自律神経を整えるには、ストレスのコントロールと生活習慣の改善(規則的な睡眠と食事)が重要です。ストレスでおなかが痛くなったり、下痢をする場合は、体を動かしながらリラックスをして心身をほぐすこと。20分位のんびり散歩をしたり、オフィスや部屋の中でカンタンにできる、腸の活動を整えるおなかのマッサージ(第8話より)やツイスト運動などもオススメです。質の良い睡眠をとるために就寝前にアロマなどの香りでリラックスしたり、バスタイムで高すぎないお湯にゆっくりつかって身体を温めたりするのも良いですね。

※イメージです

最後にバランスの良い食事や腸内の善玉菌を増やすような食生活を心がけましょう。納豆、ヨーグルトなどの発酵食品、味噌や醤油などの発酵調味料、善玉菌のエサになりやすい、海藻類などの水溶性食物繊維やオリゴ糖などがおすすめです。
※ハッピー腸活サイト内の「腸活とは ー善玉菌を含むもの×善玉菌のエサとなるものを一緒に摂るー」欄もご参照ください。

腸のウィークポイントは人それぞれですが、どんな場合におなかの調子を崩しやすいかなど自分の腸の具合を意識して、腸と自律神経を整える自分に合った腸活を試してみてください。パターンが分かったら腸活を習慣化すれば、心も身体も健康的でハッピーな毎日になりますよ。

次回は「善玉菌を増やす食品はどっち?」をお話します。

■オリゴ先生プロフィール

ハーバー研究所 取締役 研究開発部担当

西村 良徳

トップページへ戻る