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オリゴ先生のお話
第11話:年齢と腸の関係
みなさん、こんにちは!
腸活大好きオリゴ先生こと西村です。
ところで皆さんは、「昔よりもおなかの調子が整わなくなってきた」「おなかがポッコリ張るようになってきた」と感じることはありませんか?
そう感じる方、もしかすると年齢が関係しているかもしれません。
下の図は「糞便1g当たりの菌数の対数」をあらわしたグラフです。
ビフィズス菌は乳児期をピークに、年齢とともに減少していってしまいます。
「成年期」後半頃から悪玉菌は増え始め、「老年期」では善玉菌と悪玉菌の数はほぼ同数近くになっていくのがわかります。
幼少期に比べお通じが悪くなったり、高齢者におなかの調子が整わないことが多いのは、腸内細菌のバランスの変化が原因のひとつと言えるでしょう。
また、年齢とともに食事の量が減ることや、腸の働きや筋力が低下することも便通に影響を与えていると考えられます。
食事の量が減ることで、便の量が少なくなり便意を催しにくくなりますし、腸の働きや筋力が低下することで、腸にとどまる時間が長く、便を押し出しにくくなってしまいます。
そのため、日常生活では以下の3つを意識すると良いでしょう。
- 乳酸菌やビフィズス菌が含まれる発酵食品と善玉菌のエサとなるオリゴ糖や食物繊維は積極的に。
- 食事は1日3食、規則正しく
規則正しく食事をすることで、胃や腸などの機能を司る自律神経のバランスが整い、また、食べものが胃に入ることで反射的にも便意が促されます。 - 適度に身体を動かす
年齢とともに運動不足になりがちです。運動不足は腸の働きや筋力の低下につながります。
可能な限り身体を動かすことも大切です。
いかがでしたか?
次回は「子どもの便秘、そのままにして大丈夫?」をテーマにご紹介していきます。お楽しみに!
■オリゴ先生プロフィール
ハーバー研究所 取締役 研究開発部担当
西村 良徳