HABA note- 心地よい暮らし

2023.4.28 ライフスタイル
母の日に素直な思いを

今年の母の日は5月14日。普段は照れくさくてなかなか口にできない、感謝の気持ちを素直に伝えたいですね。
01.母の日とカーネーションの由来
母の日の発祥には諸説ありますが、日本の母の日が5月の第2日曜日なのはアメリカの母の日に倣っているようです。1907年の5月、アンナ・ジャービスという女性が亡き母の追悼の会を母が日曜学校の教師をしていた教会で開き、母が愛した白いカーネーションを祭壇に飾りました。翌年の5月にはアンナの思いに共感した街の人たちが母を称える記念式を開催、アンナは参加者に白いカーネーションを配りました。
その後、母の日を普及しようとする流れはアメリカ全土に広まり1914年、ウィルソン大統領が国民の祝日として5月の第2日曜日を母の日として定め、白いカーネーションがシンボルとなったといわれています。

02.感謝の思いを伝える機会に
アメリカでは白いカーネーションから始まった母の日ですが、近年では花の色が増えて、色にこだわらなくてもいいという考え方が一般的に。花言葉に合わせて選ぶのもいいかもしれません。
カーネーションの色別花言葉
- 青
- 永遠の幸福
- 紫
- 気品、誇り
- 赤
- 母への愛、愛を信じる
- ピンク
- 感謝、気品
- オレンジ
- 純粋な愛 あなたを愛します
- 白
- 尊敬、私の愛は生きている
カーネーション以外にも母の日の前にはいろいろな花が揃いますから、お母さんのイメージに合わせて選ぶのもよいでしょう。気軽に会いには行きにくい日々ですが、電話で他愛ない話をするだけでもきっと嬉しいはず。お花と一緒にちょっと贅沢なスイーツや、化粧品などの美容アイテムを贈る人も多いようです。
03.世界の母の日事情は?
イギリスやアイルランドでは、アメリカでの発祥以前からイースターの3週間前の日曜日をMothering Sunday(マザリングサンデー)と呼び、ラッパズイセンを贈りドライフルーツたっぷりのケーキを家族で食べる習慣があるのだとか。
タイの母の日は現国王妃の誕生日である8月12日。国王妃のカラーである水色の服を着た人が街にあふれ、お母さんにはジャスミンを贈ります。またアルゼンチンは10月の第3日曜日。花にこだわりがなく季節の花束を贈るようですが、お母さんだけでなく知人に対しても「母の日おめでとう!」と言葉を掛ける風習があるようです。まるでクリスマスのようで、みんながハッピーな雰囲気になりそう。
日にちも習慣も違う母の日ですが、お母さんへの感謝の思いは世界共通。「ありがとう」の気持ちはしっかり伝えたいですね。

※2022年4月に公開した記事を再編集しています。