HABA note- 心地よい暮らし -

2022.8.1 連載
おうちごはん 8月


今月は食欲がわいて元気になれる野菜たっぷりのレシピをご紹介。
01.米ナスとモッツァレラのグリル
1人あたり約121kcal

材料(2人分)

- 米ナス 1/2本
(1.5cmの輪切り×4枚) - トマトソース(市販) 50g
- アンチョビフィレ 1枚
- モッツァレラチーズ 100g
- バジルの葉 2枚
- オリーブオイル 小さじ1
- 塩 少々
- コショウ 少々
作り方
- 1.ナスを輪切りにし、軽く塩をふる。トマトソース、アンチョビ、モッツァレラチーズは1人分の分量(半量)に分けておく。
- 2.オーブンに入る小さめの耐熱皿に、1人分に分けたトマトソースの1/3の量を広げ、ナスを1枚置く。残りのトマトソースの半量、アンチョビの半量、モッツァレラ半量をナスに順にのせ、もう1枚のナスを重ね、同じようにトマトソースとアンチョビ、モッツァレラをのせ、オリーブオイルをまわしかける。
- 3.オーブンを180度に予熱し20分焼く。焼き上がったらコショウをふりバジルの葉をのせる。
POINT
トマトソース、アンチョビ、モッツァレラの順に繰り返し重ねていきます。一番上の段にチーズを多めにのせるときれいに仕上がります。

02.茹でキャベツとエスニックひき肉のせ
1人あたり約163Kcal

材料(2人分)

- キャベツ 大1/4個
- 豚ひき肉 120g
- にんにく 1/2かけ
- 赤唐辛子 1本
- 桜海老 大さじ1
- 水 1/2カップ
- ナンプラー 大さじ1
- マービー®液状 小さじ1
(砂糖の場合小さじ1/2) - 塩 小さじ1/4
- レモン 1/8個
(絞ってレモン汁にして使用) - パクチー お好みで
- 紫玉ねぎスライス お好みで
作り方
- 1.キャベツはざく切りにし、硬めに茹でてザルに上げて水を切っておく。
- 2.にんにくはみじん切りにし、赤唐辛子は種を取って2~3等分にちぎる。
- 3.小さい鍋に水と2、桜海老を入れ、火にかける。沸騰したらひき肉を加えてほぐしながら色が変わるまで煮立て、ナンプラー、マービー®液状、塩、レモン汁を加えて混ぜる。
- 4.キャベツの水気をしっかり切って深さのある器に盛り、3のひき肉ソースを温かいうちにまわしかける。15分ほど置いてソースをなじませ、お好みでパクチーと紫玉ねぎを添える。
POINT
1/2カップの水で、具材をグツグツと強火でしっかり煮たてて、素材一つひとつの味を引き出します。


教えてくれたのは
はやみずときこさん
鹿児島市小川町に佇む赤い外壁のフードアトリエ「Chipie saloon of foodies」主宰。東京での雑誌アートディレクターを経て、さまざまな企業や広告媒体のフードスタイリングを手掛ける。アトリエでは、料理教室や器の展示会などのイベントを開催。
きれいのひとくちコラム
2品とも低カロリーで夏に必要な栄養が満点の効果的なメニューです。夏バテ防止には「ビタミンB群」ですね。ウナギが有名ですが、豚肉、チーズもビタミンB群を非常に多く含んでいます。豚肉に多いビタミンB1が不足すると糖質をエネルギーに変えることができないので疲れやすくなります。モッツアレラチーズに含まれるビタミンB2は、脂質をエネルギーに変える働きがあり、大人ニキビの原因といわれている過酸化脂質を分解する働きがあります。また、抗酸化作用があるビタミンEも含まれていますので、くすみの原因をつくりにくくする美肌効果もあるといえます。
京都女子大学 家政学部 食物栄養学科 教授
井戸 由美子先生