石けん成分には何種類もの脂肪酸が含まれていて、泡立ち、感触、固形化などの役割を担っていますが、スクワランが上手にそれぞれのバランスを取っています。さらに、スクワランは非常に安定していて、酸化しにくい油分なので、酸化防止剤などを使う必要がありません。泡立ち、泡持ち、泡切れ、しっとりモチモチの洗い上りにと、スクワランが大活躍しています。

試作の段階で「絹みたいな泡立ち！」という声が、絹泡石けんの“繭”の形のヒントに。底部をへこませて溶け崩れを防ぎ、色もナチュラルな生成りにしたところ、“繭”そのもののように。角のない、やわらかい、温かいイメージの石けんはこうして出来上がりました。以来17年、年齢・性別・肌質を問わず世代を超えてご愛用いただいています。