HABA note- 心地よい暮らし -

2022.11.1 連載
おうちごはん 11月


段々と寒さが増す11月。寒さによりうま味が増し、味わいも深くなるこの時季ならではの食材と使ったレシピをご紹介。
01.焼き白菜とトマトのスープ
1人あたり約134kcal

材料(4人分)

- 白菜 1/4株
- ベーコン 2枚
- プチトマト 1パック
- 昆布だし 1L
- オリーブオイル 大さじ2
- 塩 小さじ2
- ブラックペッパー 適宜
- パセリ 適宜
作り方
- 1.白菜を根本を切り落とさず、くし切り状になるように縦に 半分にカットし、ベーコンは5mm幅にカットする。
- 2.フライパンにオリーブオイルを熱し、中火で白菜をじっくりと焦げ目がつくまで焼く。
- 3.2を深さのある鍋に移し、そのままのフライパンでベーコンを炒める。火が通ったら鍋に移し、プチトマトも加える。
- 4.3に昆布だしを注ぎ、フタをして弱火にかけ、コトコトと30分ほど煮る。
- 5.白菜がくったりとしたら、塩で味を整え、お好みでブラックペッパーとパセリをかける。
POINT
白菜は「オリーブオイルで焼く」ひと手間を加えることで、ほどよく水分が飛び、うまみが凝縮。スープの甘みとコクが際立ちます。

02.さつまいもとクリームチーズの揚げないヘルシーコロッケ
1人あたり約353Kcal

材料(4人分)

- さつまいも 中2本
- バター 大さじ2
- マービー®液状 大さじ1
(砂糖の場合大さじ1/2) - 塩 小さじ1
- 牛乳 大さじ4
- クリームチーズ 適量
- 卵 1個
- パン粉 2カップ
- オリーブオイル 大さじ2
- サニーレタス、トマト お好みで
作り方
- 1.さつまいもの皮をむき、適当な大きさに切りサッと水にさらしたら、ラップをしてレンジ600Wで4~5分加熱する。
- 2.さつまいもが熱いうちにバター、マービー®液状、塩を入れてマッシュし、牛乳を入れて混ぜる(牛乳は固さを見ながら調節する)。
- 3.フライパンにパン粉を入れて乾煎りし、焼き色がつくまで振りながら火にかける。
- 4.2のさつまいもを丸めて中央にクリームチーズを入れて包み、3のパン粉をつける。
- 5.4に溶き卵をつけてから再度パン粉をつけて、オリーブオイルを熱したフライパンに入れ、コロコロと転がしながら中火で軽く焼いたら完成。
POINT
パン粉は2度づけすることで揚げなくても満足感のあるコロッケに。また、オリーブオイルが全体にまわるようにフライパンで転がすことでサクサクに仕上がります。


教えてくれたのは
はやみずときこさん
鹿児島市小川町に佇む赤い外壁のフードアトリエ「Chipie saloon of foodies」主宰。東京での雑誌アートディレクターを経て、さまざまな企業や広告媒体のフードスタイリングを手掛ける。アトリエでは、料理教室や器の展示会などのイベントを開催。
きれいのひとくちコラム
冬の食材といえば、鍋料理で大活躍の「白菜」。大半が水分なのでエネルギーはほとんどありませんが、ビタミンやミネラルが豊富に含まれているヘルシーな食材です。コラーゲンの生成を助けて肌の状態を改善したり、抗酸化作用で体を守ってくれるビタミンCが多いのも特徴です。最近では「焼き白菜」が注目を浴びています。グルタミン酸が多く、焼くことで甘みも増し美味しくなります。また、「さつまいも」は食物繊維が多く含まれており、腸で老廃物の排出を促します。お肌は腸の健康状態と関連しているといわれているので、腸内環境を整えることも大切ですね。
京都女子大学 家政学部 食物栄養学科 教授
井戸 由美子先生