HABA note- 心地よい暮らし -

2023.4.3 連載
おうちごはん 4月


少しずつ温かな陽射しが増え、春の訪れを感じるこの頃。今月は旬のニラと三つ葉をたっぷり使った春レシピをご紹介。
INDEX
01.生ニラとひき肉の和えそば
1人あたり約692kcal
材料(2人分)

- 中華麺 2玉
- ニラ 半束
- 鶏ひき肉 200g
- 生姜 3cm
- ごま油 大さじ1
- 醤油 大さじ1
- マービー®液状 大さじ1・1/2
(砂糖の場合は大さじ3/4) - 卵黄 2個
- 糸唐辛子 お好みで
- オイスターソース 大さじ2
- 黒酢 大さじ2
(なかったら普通のお酢でOK) - ラー油 大さじ1(お好みで)
<タレ>
作り方
- 1.ニラは5mm以下の幅に細かく刻み、 生姜はみじん切りにして、タレの材料を混ぜ合わせておく。
- 2.フライパンにごま油を熱し、生姜を香りが出るまで炒める。鶏ひき肉を加え、木べらでほぐしながら炒める。
- 3.鶏ひき肉の色が変わり始めたら醤油とマービー®液状を加え、水分がなくなるまでしっかりと炒める。
- 4.中華麺を茹で、熱いうちに器に盛る。
- 5.4に3とニラを盛りつけて、卵黄を落とし、混ぜ合わせておいたタレをかけていただく。お好みで糸唐辛子を添える。
POINT1
鶏ひき肉は、肉の色が変わりきる前に調味料を加えると味がしっかりとなじみます。

POINT2
ニラは細かく刻むことで口当たりがよくなり、麺やタレとも絡みやすくなります。

02.アボカド鶏わさ
1人あたり約154kcal
材料(2人分)

- 鶏ささみ 3本
- 酒 大さじ2
- 塩 小さじ1/2
- めんつゆ 大さじ1
- ごま油 小さじ1
- わさび 適量
- 三つ葉 半束
- アボカド 1個
- 半熟卵 1個 (お好みで)
作り方
- 1.ささみは白い筋を取り除き、両面に分量外の塩を軽く振り5分ほど置いておく。
- 2.ささみがかぶるくらいのお湯を沸かす。沸騰したら酒と塩を加える。
- 3.再び沸騰したらささみを加え、表面が白っぽくなったら一度上下をひっくり返して火を止める。鍋にフタをして冷めるまで置いて余熱で火を通す。
- 4.ささみを食べやすい大きさに裂き、アボカドは3cm角に切る。三つ葉は熱湯でさっとゆがいて3cm幅に切っておく。
- 5.ボウルにめんつゆ、ごま油、わさびを加えよく混ぜ、ささみとアボカドと三つ葉も加えて全体をよく和える。
- 6.器に盛り、お好みで半熟卵を添え、混ぜながらいただく。
POINT1
ささみは白い筋が入っている面を下にして、筋を指でつかみ、包丁で身を押さえながら、ゆっくりと引っ張ります。

POINT2
ささみはグラグラ茹でるのではなく、火を止めてフタをして冷めるまで待ち余熱で火を通すことでしっとりやわらかく仕上がります。


教えてくれたのは
はやみずときこさん
鹿児島市小川町に佇む赤い外壁のフードアトリエ「Chipie saloon of foodies」主宰。東京での雑誌アートディレクターを経て、さまざまな企業や広告媒体のフードスタイリングを手掛ける。アトリエでは、料理教室や器の展示会などのイベントを開催。
きれいのひとくちコラム
春に芽吹いた生命を、食を通して自然からいただきましょう。春の出始めのニラの葉はやわらかく、香りもよくとても美味しいので、ビタミン(β-カロテンが豊富)をしっかり摂れる生で食べるのもおすすめです。また鶏肉は、高たんぱく・低脂肪なのでまさにヘルシー食材です。たんぱく質は筋肉や皮膚、髪や爪など、体のあらゆる組織をつくる栄養素なので美容に欠かせません。鶏肉は体内でつくれない必須アミノ酸を豚肉や牛肉より多く含み、疲労回復や貧血予防のビタミンB群も多く含んでいます。淡白な鶏肉はやさしい甘さのマービー®液状と非常に相性がいいですね。
京都女子大学 家政学部 食物栄養学科 教授
井戸 由美子先生