HABA note- 心地よい暮らし -

2023.6.1 連載
おうちごはん 6月


ジメジメ蒸し暑くて食欲も落ち気味な梅雨どき。そんな時でも食欲をそそる、さっぱりレシピをご紹介します!
01.イワシフライの梅タルタルソース添え
1人あたり約439kcal
材料(4人分)

- イワシの切り身 4切
- 薄力粉 適宜
- 卵 1個
- パン粉 適宜
- 揚げ油 適宜
- ゆで卵 2個
- マヨネーズ 大さじ8
- 梅干し 2個
- マービー®液状 大さじ1
(砂糖の場合は大さじ1/2) - 大葉 8枚
- 玉ねぎみじん切り 大さじ2
- ミニトマト、レタス、レモン、豆 お好みで
作り方
- 1.薄力粉、パン粉はそれぞれバットやボウルに入れ、卵は溶いておく。
- 2.イワシの切り身に分量外の塩を軽く振り、薄力粉、溶き卵、パン粉の順につけ、フライの用意をしておく。
- 3.ゆで卵をむき、黄身と白身に分け、白身は粗めにみじん切りにする。
- 4.大葉と玉ねぎもみじん切りにして、梅干しは種を取り軽くたたき、ボウルに梅タルタルソースの材料をすべて加える。
- 5.ゆで卵の黄身をスプーンで粗く潰しながら全体をざっくりと混ぜる。
- 6.180度の油で2をこんがりとするまで揚げ、器に盛り、梅タルタルソースでいただく。
POINT

黄身と白身に分けて白身のみ粗めのみじん切りにして加えることで黄身が潰れすぎず、卵の風味と食感が楽しめます。

梅干しの種のまわりの果肉もなるべくきれいに取り、果肉全体を包丁の腹で潰し、お好みの粗さにたたきましょう。
02.スパイシートマトスープ
1人あたり約126kcal
材料(2人分)

- トマト 2個
- ミニトマト 1パック(約150ɡ)
- にんにくスライス 1片
- 塩胡椒 適宜
- オリーブオイル 適宜
- 赤ワインビネガー 小さじ2
(なければ酢でもOK) - カレー粉 小さじ1/2
- 水 700mL
- パセリ お好みで
作り方
- 1.トマトとミニトマトのヘタを取り、トマトは8等分にする。
- 2.鍋にオリーブオイルを熱して、にんにくを香り立つまで炒めたら、そこに1とカレー粉を加えて2~3分しっかりと炒め合わせる。
- 3.全体に油が回ったら水を入れ中火で煮込み、煮立ったらフタをしてさらに20分ほど煮る。
- 4.トマトがやわらかくなったら塩胡椒をして味を整え、赤ワインビネガーを加え3分ほど煮る。
- 5.器に盛り、お好みでパセリと分量外のオリーブオイルを少し垂らしていただく。
POINT

カレー粉とトマトをしっかりと炒めることで、カレー粉の粉っぽさが消えて口当たりなめらかなスープに仕上がります。

仕上げに渋みと酸味をもつ赤ワインビネガーを加えることで、よりトマトの甘みを引き立てることができます。

教えてくれたのは
はやみずときこさん
鹿児島市小川町に佇む赤い外壁のフードアトリエ「Chipie saloon of foodies」主宰。東京での雑誌アートディレクターを経て、さまざまな企業や広告媒体のフードスタイリングを手掛ける。アトリエでは、料理教室や器の展示会などのイベントを開催。
きれいのひとくちコラム
旬の命をいただいて、これからの暑い夏を乗り切る体づくりの季節です。イワシは不飽和脂肪酸であるDHAとEPAを多く含んでいます。特にEPAは抗炎症作用があり、血液をサラサラにし中性脂肪や悪玉コレステロールを下げる働きがあります。今回はフライにして、タルタルソースを添えていただきますが、カロリーが気になる方は、マヨネーズをカロリーオフのものに変更したり、豆腐のうらごしやヨーグルトに一部置き換えてみましょう。玉ねぎなどの割合を増やすのも効果的です。
京都女子大学 家政学部 食物栄養学科 教授
井戸 由美子先生